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2012年10月25日

廃線探訪:豊橋鉄道田口線

ここ最近バタバタしていて、休日も用事で出かけていることが多くVTもTWもほとんど乗っていませんでした。昨日・今日は久々に用事の無い二連休になったので、タイヤの慣らしを兼ねてVTで走り回ってました。

今日は廃線探訪の散歩でした。探訪対象は豊橋鉄道田口線。とりあえず写真を2枚だけ掲載します。

愛知県道32号線沿いに残る橋台と橋脚。

これは大井川橋梁で、田口線の遺構の中では代表的なもの。反対側の橋台は確認できませんでした。

現役当時の写真と比較すると下を通っている県道が拡幅されているようなので、その時に撤去されてしまったようです…。


こちらは設楽町田口にある奥三河郷土館前に静態保存されている、田口線で使われていた車両です。モーターが撤去されていますが保存状態は良好で、車内は田口線関連の資料室になっています。



実は以前から数回に渡って田口線跡をVTやTWで探訪していて、今回でほぼ全線の探訪がとりあえず完了しました。廃線後に道路に転用された区間も多いんですが、一般車通行可能な区間はほぼ通った…はず。

とは言っても行くだけで結構時間がかかる為に現地滞在時間が多く取れず、全体像をざっと捉えたという感じです。まだ探訪していない駅跡やトンネルがいくつもあったりするんですが、下調べしてからでないと大変そうなので、もう少し通う事になりそうです。

このブログじゃなくてHP本体にレポとしてUPしようとも考えてますが、未執筆の旅日記もあるし、いつになるのかは全く未定です(^_^;)
  


Posted by NOBU at 21:01Comments(2)旧道・廃道・廃線

2012年04月22日

R152豆嵐トンネル旧道

久々の旧道ネタ。今回は写真多めです。

行き先は、昨年7月に供用開始となった国道152号線・豆嵐(まめぞれ)トンネルの旧道。もちろんTW200の出番です。

地図はこちら↓


大きな地図で見る

この区間は昨年に豆嵐トンネルが供用開始するまでは道幅が狭隘で大型車の通行が難しく、しかも途中にある浦の沢トンネルは信号による交互通行というボトルネック区間でした。ちなみに赤信号が1分55秒に対して、青信号がたった15秒でした(^_^;)

左写真が現道の豆嵐トンネル南側坑口先の橋の上から撮った旧道。昨年まではバイクや車でこの道を何度も通ったものです。

そして「あ~、ここは真っ先に改良対象になる区間だろうなぁ…」と通る度に思っていたものでした。地元の方々も不便だったでしょう。何しろ迂回路の無い文字通りライフラインの道で、生活の為には絶対に通らねばならない道でしたから。

旧道入り口は豆嵐トンネルの南北両方にありますが、北側はチェーンでですが一応封鎖されていてバイクでの進入ができなかったので、今回は南側からアプローチしています。



昨年まではここで信号待ちをしていました。長い間交通整理の役割を担ってきた信号機は、顔をあさっての方向に向けられていましたが、役目が終わった今もそのままの位置で佇んでいました。

ちなみにネット情報によると、現道が開通して一般車の通行が無くなった後も、しばらくの間は信号が稼働していたみたいです。確かに豆嵐トンネル開通後も工事か何かをやっている様子だったし…。

一応ゲートはあるものの、単なる車止めでバイクと自転車と歩行者はフリーパス状態。車両進入禁止の標識も看板も無かったので、そのまま進行。

それにしてもこの写真だけ見せられたら、この道が昨年まで現役の国道だったと思う方がどれだけおられるでしょうか(苦笑)




浦の沢トンネル南側坑口に続くロックシェッド内。

車の通行が無くなってまだ間もない為、路面は綺麗なもの。現役当時はとてもこんな場所で止まっていられる状態ではなかったので、新鮮な気分でした。



ロックシェッド内から外を見ると、浦の沢トンネルができる前の旧旧道と思われる道が見えます。でも何か違和感が…まぁ後で行ってみましょうかね…。

浦の沢トンネル内は、坑口付近以外は素掘りにコンクリートを吹きつけただけのシンプルな処理の壁面でした。

現役の頃は、足早に駆け抜けていたものです。





トンネルを抜けた先の、元待避所。車両の通行が殆ど無くなったため、落ち葉が路面の大部分を覆っている状態。

役目を終えた標識と看板はまだ撤去されずに佇んでいました。




浦の沢トンネルができる前の旧旧道…なのでしょうか?? と言うのも、旧旧道として見るには少々不自然な点が…。とりあえず箇条書きにしてみます。

(1)いくら何でも、川との高低差が余りにも小さすぎること。これでは増水時の安全確保が困難すぎます。
(2)路肩が石垣やコンクリ等で全く補強されていない。川の侵食に対して無防備もいい所。増水で破壊されたと考える事もできますが…。
(3)路盤が消失している部分を見ると、旧道側の路肩の補強コンクリの上から土をかぶせていたようにしか見えない。つまり、この道のほうが後から作られたように見える。
(4)道幅がトンネルより広い。

他にもありますが、とりあえずこんな感じ。浦の沢トンネルの単なる迂回路と言うか仮設道路・作業道というか、そんな感じがするんですよねぇ…。しかし、北側坑口手前からは道幅が広げられ道路線形が若干変えられた形跡があるものの、割と自然な形で分岐しているし…。

隧道データーベースによると、浦の沢トンネルの竣工は1965(昭和40)年。ではそれ以前はここをどうやって通過していたのでしょうか…?

どうやら再訪する必要がありそうです(^_^;) 何か資料が無いか探してみる必要もありそうですな。



周辺住民にとってのライフラインを担ってきたこの道も、旧道一年生と言う事で車は通れませんがまだバイクや自転車での通行に不都合はありません。しかしこれから年月がたつに従って、少しづつ良い感じに熟成(?)されてくるのでしょう。  


Posted by NOBU at 22:03Comments(0)旧道・廃道・廃線

2009年11月03日

R153旧道

昨夜の強風も収まり、見事な青空が広がった。

ってな訳でCLを引っ張り出して散歩してきましたが、寒いの何の。この秋一番の寒気が入ってきている事もあるんだけど、ウィンターグローブをしてても指が冷たくてしょうがないくらい。

ちなみに電光掲示板では気温3℃とか4℃とか表示されてました。正午の段階で。

で、先日紅葉が綺麗に見える場所があったので、ちょっと出かけてみたのだが・・・。



昨夜の強風で紅葉した葉っぱが軒並み落ちてしまったらしく、今ひとつでした・・・。

で、今回は国道153号線の旧道に入ってみました。

旧道は今も通る事ができるんだけど、昨夜の強風で落ち葉が多量に散乱しており、場所によってはアスファルトが全く見えないくらいになっている場所もある。

そんな中をしばらく走っていると・・・。

現役時代の国道標識が一本だけ残っていました。

国道標識は通称「おにぎり」とも言うんだけど、ここに残っているのはすっかり錆びて焼きおにぎりと化しております。


いい色に焼きあがっております(苦笑)

おそらく撤去し忘れたんだと思うけど、かつて国道だった証としてこのまま残しておいて欲しいと思う。


ちなみに後ろを振り返るとこんな感じ。



この道が、かつての国道153号線。まだ現役国道だった頃、私は一度通った事がある・・・はず。

「はず」と言う表現を使ったのは、はっきり記憶に残っていないから。



確か学校のスキー教室でスキー場に行く時に通ったはず。この道を大型バスで延々登っていったのです。

現道は広くて緩いカーブが続き、快適な走行ができます。二輪四輪問わずかなりのハイペースで飛ばしています。

それに比べ、村道に格下げされて余生を送っている旧道は、ほとんどに人に忘れ去られようとしています。

しかし、古き時代を思い浮かべながらのんびり走るのも、また良いものです。  


Posted by NOBU at 19:40Comments(0)旧道・廃道・廃線

2009年10月11日

平日散歩

私は一般サラリーマンと比べるとかなり特殊な勤務形態な訳だけど、今のままの生活パターンだと自分の時間というものが正直言って取りにくい。

そんな訳で生活リズムを少し修正する事にした。実は今日は朝まで仕事だった。いつもなら晩酌ならぬ朝酌をやってから寝てしまうところだが、ちょっともったいない。次の出勤は明日の10時過ぎだし・・・。

という訳で、帰宅して食事をしてからバイクで出かけてきた。今日はシフトの上では休日ではないのだが、明日の朝までは自由に過ごせるし。






・・・ってな事で、例によってこんな場所に行ってしまいました(苦笑)

ここは某国道のトンネルの旧道。

初めて走った道だったんだけど新しいトンネルあれば旧道あり、という事で入り込んだ先。

路盤がごっそり川に崩落し、完全消滅しております(汗)

さすが「キング・オブ・酷道」と言われる国道の旧道だけある。

反対側の旧道も写っているんだけど、時間的な制約で今回は未訪問。また次の機会と言うことで・・・。




今日は気持ちの良い快晴で、たまたま日曜日という事もあって酷道といえどもバイクが多い。

トンネル以外は車の離合も満足にできない狭い道が続く区間で、しかも先日の台風で路面は針葉樹の落ち葉でまっ茶色。タイヤを乗り上げると滑る滑る。

・・・なんだけど、「国道」という文字に釣られて入ってきたと思われる車が多いのには参った。

あまり長く走っているのもアレなので、午後の早い段階で帰宅。良い気分転換になりました。  


Posted by NOBU at 20:46Comments(0)旧道・廃道・廃線

2009年09月26日

更新予定

R361権兵衛峠区間の旧道のページ、とりあえず2ページほど作り、現在微修正中。近日中には公開できるかと。

続編のページを書く前に、撮っておきたい写真があるので近々CLで再訪予定。

旧道趣味のあるライダー(特にロードバイク組)はあまり多くないと思うけど、今年は長旅に出られそうに無いので、こっち方面を中心の更新になる予定。

それから、別の国道の旧道も取材(と言うほどのものではないが)を進めたいところ。

その旧道は、Web上で紹介しているサイトもあるが、どっちかと言うと旧道廃道界(?)ではマイナーな部類。

とりあえずバイクや車では進入不可なので、車で現地付近まで行って後はチャリになる。

実はその旧道区間は全てチャリで訪問済みなんだけど、全区間通しではないので、こちらも再度訪問予定。

ただ全区間が急坂なので、登り方向での訪問は体力的に非常にキツイ(汗)。

下り方向でも走破した後は車の止めてある場所まで延々チャリを押して登らねばならず、こちらもやっぱりキツイ(苦笑)。

さてどっちにしようか、ただ今思案中・・・。  


Posted by NOBU at 21:30Comments(0)旧道・廃道・廃線

2009年03月22日

国道361号線

長野県伊那市と木曽谷を結んでいる国道361号線、よく旧道・廃道系サイト紹介されているのは、元林道だった暫定国道指定区間で私も何度か通った事がありますが、他にも旧道区間があったりします。

この道ができた経緯の関係で複数の旧道ができたわけだけど、本日をもってバイクで行ける区間は完全制覇しました。

もっとも今はまだ暫定国道区間が冬季閉鎖されている関係で、その区間の写真がまだ準備できていない状態。冬季閉鎖が解除されてから再訪予定なので、HPにUPするのは来月以降になる予定です。  


Posted by NOBU at 00:45Comments(0)旧道・廃道・廃線

2009年03月12日

資料本GET

今日(正確に言うと昨日)、ちょいと用事で地元の大手書店に立ち寄った。

ついでに店内を時々立ち読みしながらうろついていたら、とある道の旧道について詳しく書かれた本を見つけた。HPの旧道・廃道に加えようとしていた道だったので、迷わず購入。ちと高かったけど・・・。

実はその道の旧道は、一部区間だけだが既に探訪済み(そこは既に廃道化しているが)。しかしその本を読んでいると私の知らない、あるいは「この道は現役だけど旧道では?」と目星をつけている部分なども掲載されており、非常に興味深い。

旧道や廃道には限らないけど、やはりきちんとした情報を得るのには書籍が一番だと痛感。

HP管理者がこんな事を言うのも何なんだけど、確かにネット上には色々情報があるし検索性も高い。しかし求める情報が(正確性はともかく)何でもあるかと言うと、必ずしもそうではない事も分かってくる。あったとしても断片的とか、肝心な所が抜けているとか、文章も読んでてよく分からないとか。

例えば旧道関係で言うと、長野県南端部に近いとある国道の峠越え旧道(新道はトンネル、旧道自体はまだ通行可能)は、紹介している旧道・廃道系サイトはいくつかあるが、どのサイトも抜けている区間があるとか(その区間が現役時代を知っているので、とても歯痒い)。

図書館にも行こうと常々思いつつなかなか足を運ばなかったのだが、近いうちに資料探しにでも行ってみようと改めて思い直した次第です。  


Posted by NOBU at 01:06Comments(0)旧道・廃道・廃線

2008年11月09日

某 廃隧道

↓今日はこんな所に行ってみました。↓



このトンネルは、旧国鉄時代に使われていた鉄道トンネル。もちろん今は使われておらず、荒れるに任せる状態。

場所は、最近頻繁に行っている場所・・・と言えばだいたい予想が付くかも。あ、今回はさすがにデミオ君で行きました。今日は一日中寒くて、とてもじゃないがバイクで走る気分になれなくて(^_^;)

写真を見ると上の道路からじゃ降りる場所が無さそうだし、周囲が藪っぽくてアクセスが大変じゃ・・・と思うような場所だけど、実際はそんなに苦労する事も無く、この廃隧道の前に立つ事ができました。

ただ隧道の抗口前は、おそらく隧道内部から出てきたと思われる水でグショグショの湿地になっていて、体重で簡単に靴が地面にめり込んでしまう状態。危うく今年の北海道ドライブの二の舞になるところでした(汗)

ちなみに中には入っていません。ヘタレなので・・・(^_^;) 軽装だったというのもあるんだけど。

詳細は追ってHPにUP予定。現コンテンツにある「バイクで散歩」がモロ「それ系」なので、コンテンツ自体をタイトル変更してリニューアル予定。現在改装作業中です。そっち系は結構ネタもあるので、順次UP予定です。  


Posted by NOBU at 21:46Comments(0)旧道・廃道・廃線

2008年11月01日

国道19号旧道

木曽を通る国道19号は、昔から交通量が多い。国道361号・権兵衛トンネルができてからは少し減ったけど、それでも大型車を始めとして交通量が多いのには変わりは無い。

木曾谷には高速道路・自動車道が無く、権兵衛トンネル経由で中央道に行っても名古屋方面の場合は所要時間がそれほど減らない上に、恵那山トンネルはガソリン等危険物積載車両は通行禁止、という事情もある。

その為か、線形改良があちこちで行われている。先日書いた新鳥居トンネルもその一つ。

で、その新鳥居トンネルと国道361号への分岐との間にも、線形改良に伴う旧道がある。今回バイクで散歩がてら行ってみたのは、その中の一つ。

新鳥居トンネルを抜けて薮原を過ぎ、しばらく走ると左手に旧道が見えてくる。旧道への入り口にはガードレールがあるが、普通車なら何とか通る事のできるくらい間が開いているので、バイクなら楽勝。

使われなくなって何年になるのか分からないが、現19号と比べると車線の幅が狭く、路側帯も無きに等しい。昔はここを大型車がバンバン走っていたわけで、しかも「木曽高速」と言われるくらいのハイペースだったのは今と同じなので、普通車でも神経を使ったことだろう。

ちなみに川の対岸が現19号なのだが、その一段下にも現19号に埋もれるようにして廃道がある。これが旧・旧道なのかどうか、帰ってから検索かけてみたけど良く分からず。やっぱり図書館に行って調べないとダメなのかなぁ・・・。

上の写真、撮ろうとしてCLを止めて驚いた事が一つ。この旧道、通行車両が無くなったからなのか、メチャメチャ滑るんです(大汗)。

写真では単に路面が濡れているだけのように見えるけど、足を付いた瞬間に靴底に「ぬりゅっ」とした感触があり、冷や汗かきましたわ。現道からCLを止めた場所までは下りなんだけど、何にも考えずに降りてきてしまった・・・。旧道の路面全体がにゅるにゅる状態。

幸い飛ばさなければ走れる程度にタイヤはグリップするんだけど、ちょっとブレーキを強くかけると簡単にロックする状態。廃道らしいといえばらしいんだけど・・・危ない所だった。

少し進むと、右手下方に廃橋が見えてくる。前述の旧・旧道(?)から対岸(つまりこちら側)にかかっているのだが、なかなか味があってこういうのは結構好きです。はい。

ちなみに旧道からかなり下のほうにあってアクセス方法が分からなかったので、今回はこの廃橋まで行っていません。地図を持っていなかったというのもあるんだけど。

そんな訳でYahoo地図や国土地理院の地形図には載っているんだけど、この橋の名称も竣工年も現時点では不明。また時間を見て行ってみますかね・・・。

この辺りは他にも旧道があったりして、私には結構楽しめる地域。現道を走っているだけじゃ満足できなくなりつつある私は、やっぱりちょっと変わっているのでしょうか(^_^;)

それから、驚いた事がもう一つ。

自宅に戻る前に給油したんだけど、231.2km走って給油量6.65L。燃費は・・・約34.7km/L!

急峻な峠超えが無かったし流して走る区間が多かったとは言え、信号待ちで長時間待たされた事もあったのにレブル君の最高燃費を上回ったのは驚きました。  


Posted by NOBU at 21:44Comments(1)旧道・廃道・廃線

2008年10月19日

鳥居峠旧道

本日、CL400を林道デビューさせました。

オンロードがメインだけど、ダートにも気軽に入っていける・・・という事で購入したCL、実際に林道ではどんな感じなのか予め知っておいたほうが良いという事で、来シーズンに向けた予行練習的なショートツーリングしてきました。

HPも更新しなけりゃいけないとは分かってはいるんだけど、天気の良い土日に家に篭っているのはもったいなくてねぇ。

んで行って来たのは、前々から気になっていた国道19号線・鳥居峠。鳥居峠は今でこそ新鳥居トンネル一本で通り過ぎてしまうけど、実は今の新鳥居トンネルは峠を通る車道としては3代目、旧中山道時代からだと4代目にあたる。

鳥居峠超えの道は古くは旧中山道になるんだけど、それはあくまで人が峠を越える道で車道ではない。

今回行って来たのは車道としては最初の道で、トンネルではなく純粋に峰超えする初代鳥居峠。明治23年に馬車が通る事のできる道として作られた。その後旧鳥居隧道が開通するまではこの道が国道であり、名古屋方面に向かう幹線道路だった。

そして昭和30年に旧鳥居隧道が竣工したが、交通量増加とトラック大型化に対応しきれなくなり、現在は昭和53年竣工の新鳥居トンネルが使われている。この時、国道19号線は勾配とカーブが緩やかになるように若干ルート変更がされている。

事前に印刷しておいた周辺の地図を頼りに旧国道に入る。しばらくは舗装が続くが、やがてダートに変貌する。

写真を見ての通り旧国道とは言え、今となっては単なる林道である。

初めてCLでのダート走行だが、想像していたより結構イケる。しかし、車体重量155kgと400ccとしては最軽量クラスのCLではあるが、純オフ車に比べればやっぱり重さを感じてしまうのは仕方が無い。

リヤタイヤ中央部のブロックがほぼ無くなりかけている状態なので、無理をせずトコトコと進む。使うギヤは1速と2速だけ。それ以上ギヤを上げるとスピードが出すぎてしまうんですわ。

あ、「タイヤがそんな状態で林道に行くなよ」というツッコミは却下します(^_^;)

やがて遊歩道として整備された旧中山道と合流し、左手に小屋が見えてくる。峠の頂上はすぐそこだ。

これが初代鳥居峠。車一台分の幅しかないダートだが、昔はこれが国道であり4トントラックも通ったという。旧鳥居隧道が開通するまでの苦労が偲ばれる。ちなみに帰宅後に調べたら、中山道時代の鳥居峠頂上は別にあるようだ。


峠さえ超えれば、後はひたすら下るだけ。と言っても勿論ダートのままなので、無理は禁物。鳥居峠の薮原側は、写真のようなヘアピンカーブが多いので尚更である。

旧中山道との交差地点を過ぎ、やがて舗装が復活して2車線道路に出て鳥居峠超え旧道は終わる。

旧道は距離にすると9km弱と言った所。バリバリのオフロードライダーには物足りないだろうけど、スクランブラーのCL400とヘタレオフライダーの私にとっては、結構走り応えがありました。

ちなみにこの旧道、観光シーズン中は散策している人が多い(特に遊歩道になっている旧中山道との共用区間や交差地点付近)ので、走行には注意してください。歩いている人と十分に間隔を取り、挨拶できるくらい(時速20km未満)まで速度を十分落としましょうね。

あまり説教臭い事は書きたくないんですが、どこの林道でも人の姿を見たらその位はして当然、と個人的には思ってます。さもないと確実に自分はおろか、他のオフライダーの首を締める事になりますからねぇ・・・。

今回行ってきた鳥居峠周辺、今までも時々来ていたし今後もちょくちょく訪問予定。道路と鉄道合わせて4本もトンネルがあるし、JR中央本線の鳥居峠前後は線形改良が行われていて、廃トンネルもあったりするので。

実は国道19号線・旧鳥居隧道は、既に訪問済みだったりします(^_^;) このブログを以前から見ていた人は、「あ~あれか」と思い当たるフシがあると思います。

そのあたりは後日UP予定。旧道関係のページは、独立したコンテンツにしてまとめようと考え中です。  


Posted by NOBU at 20:03Comments(1)旧道・廃道・廃線